メールが使えない!

メールアドレスが第三者の乗っ取りにあった場合、サーバー側で強制的にアドレスを停止いたします。そのため、そのアドレスはメールの送受信が不可能になります。

メールアドレスが停止されたときに第三者によって送信されたメールは、送信者側のサーバーに一旦保存されます。保存期間内に停止されたメールアドレスが復活した場合は無事に送信されます。一定期間を過ぎると送信者側に送信不可の連絡が行きます。

対処方法は、メールアドレスのパスワードを変更してメーラーに再設定すれば再度利用できます。

  1. メール設定からパスワードを変更
  2. メーラーにて新規パスワードを設定

の手順です。

設定するパスワードは簡単なものだと特定されやすいので、ランダムパスワードを生成するウェブサイトを利用すると簡単に複雑なパスワードを作成できます。検索すると様々なサイトが出てきますのでそちらを利用するのもオススメです。

例)LUFTTOOLS 様
https://www.luft.co.jp/cgi/randam.php

メール設定の編集

ウェブサイトから管理画面へ

管理画面にログインし、【管理】のタブ内の[システム]より【メール設定】を選択します。
【メール管理へ】をクリックし、設定画面にログインします。

パスワードの変更

【編集】を選択し、新しいパスワードを設定していきます。

※ 乗っ取りが行われたメールアドレスは【アクティブ】の部分が「いいえ」に変更されています。

【新しいパスワード】に、新しいパスワードを入力します。後でメーラーの設定に必要ですので、安全な場所に控えておきましょう。

(確認)部分もパスワードを入力したら【アクティブ】にチェックを入れ、【保存】をクリックします。

メール管理側の設定はこれで完了です。次にメーラーの設定をしていきます。

メーラー側の設定

メーラー側の設定をしていきます。お使いのメーラーによってアカウント設定のタブ位置が異なりますので、不明な場合は各メーラー名でウェブ検索をして編集箇所をお探しください。

メーラーを開き、【アカウント設定】を選択します。

パスワード部分に先ほど設定したパスワードを入力します。入力が完了したら、【アカウント設定のテスト】を行い、無事送受信が可能か確認します。

※エラーが起きる場合
こちらの画面で編集する箇所はパスワードの設定部分のみです。他の箇所を編集してしまうとエラーが出る可能性があります。

パスワード入力時は、コピー&ペーストを推奨しています。
コピーする際に前後にスペースキーが紛れ込む場合があります。その場合そちらも認知される可能性があるので、コピーしたパスワードにスペースが紛れ込んでいないかも併せてご確認ください。

どれを正しく設定してもうまくいかない場合は送信・受信のメールサーバー部分のアドレスをご確認ください。
サーバーの部分に「mail.~」から始まっているアドレスが入力されている場合は、ウェブサイト管理画面、メール設定部分のサーバーアドレスを参照し、そちらを再入力してください。
※(mx〇〇.secure-cms.net )と書かれているものです。

乗っ取りによる影響

金銭的被害・他サービスの不正利用

 

クレジットカードの情報と関連付けなどを行っている場合

⇒クレジットカードを悪用され、身に覚えのない請求をされる可能性があります。

 

メールアドレスとログイン情報の組み合わせを乱用している場合

⇒他のサービスにログイン、悪用される可能性があり金銭的被害にも繋がる可能性があります。

加害者になる

スパムメールを他者に送信するための踏み台となり、犯罪を手助けしてしまう可能性があります。そのため、スパム送信者としてブラックリストに登録されたり、メール送信に制限がかかったりと支障がでることがあります。

個人情報・機密情報の漏洩

メールアカウント内のアドレス帳に登録されている他者の情報の漏洩、会社用のメールアカウントであれば会社に関する情報の漏洩に繋がります。

これらの影響を受けたうえで、再び狙われる可能性があります

一度メールアカウントの乗っ取り被害にあうことでセキュリティ管理が脆弱とされ、攻撃してもいいドメインとしてリストに追加され、繰り返し攻撃される可能性が高いとされています。

さいごに

メールアドレスの乗っ取りが起きる原因の一つに、迷惑メールの開封などがあります。

  • 不信なメールを開封する
  • リンクをクリックする
  • 不信なメールに返信する
  • 添付ファイルをクリックする
  • アドレス/ID/PASSなどの情報が第三者が確認しやすい場所にある
  • 不審なアプリのインストール、SNSでのDMなどでの不審な添付ファイルをクリック、開く
  • ID/PASSが簡単

これらの動作でウィルスに感染する可能性があります。開封だけで感染する強力なタイプもありますが、基本的にはリンクや添付ファイルなどを開いたことにより、情報を抜き取られるものが多いようです。

楽天やAmazon、LINEなど、大企業の名を語ったメールもあり造りも巧妙なものが多いですが、身に覚えのないタイミングで送られてきたメールの場合は、送信アドレス・記載されている電話番号等をウェブで検索し、注意深く扱いましょう。

ウィルス対策ソフトで感染チェックをする方法もあります。

日々迷惑メールも巧妙になってきます。不審なメールが届いていたら、開かずにすぐに削除しましょう。