ここではGoogleマイビジネスページ内にあるインサイト機能についてお伝えします。
インサイトはGoogleマイビジネスページがユーザーにどれくらい閲覧され、
どれくらいのアクションがあったかなどがデータとして集計されたものになります。
まず図の「インサイトを表示」をクリックします。
いくつかデータの項目がありますが、順番にお伝えしていきます。
【検索閲覧回数】
こちらは、ユーザーがマイビジネスページを期間内にどれだけ閲覧されたかを集計したグラフになります。
内訳として「直接検索」「間接検索」があります。
「直接検索」の割合が大きいと、お店・会社の名前を知ってるユーザーが多く閲覧しているという事になります。
既存顧客の可能性もあるので、これに限ってではないですが、マイビジネス内の写真・動画や投稿の内容は定期的に新しいものに替えるように心掛けましょう。
また「間接検索」の割合が大きいと、お店・会社の名前を知らない新規のユーザーの可能性が大いにあります。
間接検索のユーザーは何か目的をもって検索をしている可能性が高いので、新たな顧客になる可能性も高いと言えます。
マイビジネス内の写真・動画や投稿の内容はお店・会社がどのような特徴があるか伝わりやすいものを上げるように心掛けるとよいでしょう。
上記のように写真・動画の更新などを日々行っていけば、検索時に上位表示される事にもつながる(詳しくはMEO(マップ検索最適化)にて)ので、
全体的な閲覧数の増加も見込めます。
ちなみにデータの期間は「1週間」「1か月」「直前の四半期」があります。
グラフ左上から変更が可能になっています。
【検索表示回数】
こちらはユーザーがどういう形で検索しマイビジネスページにたどり着いたかをまとまたグラフになります。
「検索のリスティング」はGoogleの検索をした際にマイビジネスページが表示された回数を示しています。
「マップのリスティング」はGoogleマップの検索をした際にマイビジネスページが表示された回数を示しています。
最近ではマップでの検索需要が増えてきており、2014年から2017年の3年間で約8倍の伸びがあると言われています。
検索閲覧回数同様、マイビジネスページ内の情報充実などが表示回数を伸ばす事には必要です。
(その方法については「マイビジネスページ活用テクニック」をご覧ください)
【ユーザーの行動】
こちらはユーザーがマイビジネスページ閲覧時にどのようなアクションを行ったかのデータがまとめられています。
マイビジネスページに「ウェブサイト」「住所」「電話番号」を設定しておくと、ここからの顧客の獲得が見込めます。
【ルートのリクエスト】
こちらはユーザーがどこからルート検索をしてお店・会社に来ているのかデータを集計しています。
ユーザーの端末のGPS情報などを用いています。
このデータが集まっていけば、顧客がどの辺りからよく来ているのかが見えてくるので、
その地域に向けて積極的に宣伝・広告をするなどの戦略を立てる目安になります。
逆に来店などが少ないながらも見込みがありそうな先を見つけることができるかもしれません。
【電話着信件数】
こちらはユーザーからの問い合わせ件数がまとめられています。
お店や会社によっては、着信がある曜日に偏りがあるなどしてくると、なぜ着信があるのか分析する事に役に立つと思います。
【写真の閲覧数】
こちらはユーザーが期間内にどれだけ写真などを閲覧したかの回数を集計したものです。
図のように同業他社との比較でグラフ化されます。
定期的に写真をアップロードする事で閲覧数は増えていきます。
【写真の枚数】
こちらはマイビジネスページの写真枚数の合計が同業他社と比較された形で表示されます。
ここの数が同業他社よりも常に多くなるようにしておくと検索結果にもプラスの効果が見込めます。
ちなみにインサイトのデータ保存は四半期までです。
なので、データをしっかりと残しておくにはレポートではき出しておく必要があります。
ここからはその方法についてお伝えします。
(2018年4月13日現在の手順です)
マイビジネスページのホーム画面から左サイドにあるメニューを開きます。
その中にある「ターゲット地域を管理」をクリックします。
ターゲット地域の画面が開いたら、再度左上のメニューを開きます。
開いたメニューの中の「Googleマイビジネスの以前…」をクリックします。
切り替わった画面で中央やや下あたりに「インサイトをダウンロード」というのがあるので、ここをクリックします。
レポート作成の画面になるので、どのレポートを出したいかを選択します。(全て作成したい場合は3つ作成する必要があります)
作成ボタンを押すと期間を入力する画面に替わります。
7日・30日・90日・カスタム(90日以内で任意に期間設定可)から選択します。
設定できたら「ダウンロード」をクリックします。
レポートがPCのダウンロードフォルダにダウンロードされます。
この画面が出たら、閉じてもらっても問題ありません。
ダウンロードフォルダに「GMB insights…」というファイルがあると思います。
ここでポイントなのですが、そのまま開かずに以下の方法で開くようにしてください。
ファイルの上で右クリックをして、
「プログラムから開く」→「メモ帳」をクリックします。
単純にそのままで開いてしまうと文字化けする恐れがあるのですが、
この方法だと文字化けが防げます。
メモ帳で開けるとこのような形で表示されるのですが気にせず、
ファイルを開き「名前を付けて保存」をクリックします。
保存場所は任意ですが、今回はデスクトップに保存します。
ファイル名を分かりやすい名前に変更し、
文字コードが「UTF-8」である事をかくにんして「保存」をクリックします。
保存されたファイルを開けると、
少し見にくいかもしれませんが、これでレポートデータははき出されます。
定期的にレポートを行い、データの動向を探るようにしてください。
インサイトの活用方法は以上です。